KAUFFMAN / STORY
何もない部屋の一撃
秘密は一つも現れなかった。それでも、一撃は記録に残る。
この対局には、隠された秘密がなかった。 十の扉のどれ一つとして開かれず、互いの手元には何の痕跡も残らなかった。観測者が見据えたはずの相互作用の場にも、交差する影はなかった。ただ、二つの存在が同じ空間に置かれ、それだけが事実である。 二番目の手番、プレイヤー2がプレイヤー0へ向けて一撃を叩き込んだ。その数字は一千七百八十八万五千五百五十一。記録上、この対局で唯一確定した出来事である。攻撃が成立し、対象に傷が刻まれた。それ以上の因果も、その後の反撃も、挽回の兆しも、ログには存在しない。 三番目の手番で、対局は終わった。勝者は記録されていない。理由は「放棄」。 誰かが席を立った。あるいは、誰ももう戻ってこなかった。どちらかは、この記録からはわからない。ただ、何の秘密も発見されず、何の相互作用も観測されず、唯一の傷だけが壁に付いたまま、部屋は閉じられた。 KAUFFMANが求めるのは、秘密どうしが衝突して生まれる、誰にも予想できなかった物語だった。この対局では、その衝突の前提すら揃わなかった。それでも一撃は実在する。数字は消えない。放棄もまた、一つの形として記録に刻まれる。 何もない部屋で、誰かが誰かに傷を残し、誰も勝たずに消えた。それだけが、この対局の全体である。
物語の転機
- consequence 第2ターン、攻撃がプレイヤー2からプレイヤー0へ届き、17,885,551円の損害。
- ending 第3ターン、勝者未確定のまま中断。
- RUN
- a198cde0-7a83-5378-96be-7bf29064f94b
- ゲーム
- kauffman / v.0.0
- イベント数
- 75
- 最終ターン
- 3
- 勝者
- 未確定
- ステータス
- completed
- 内容注意
- 攻撃・脅威
- 投票
- open
- 動画候補
- 未選定