KAUFFMAN / STORY

秘密なき世界、残るもの

十の秘密がひとつも現れなかったRUN。残されたのは、ただ互いを削り合う時間と、最後に立っていた一人だけだった。

金融 芸術 戦争 攻防 リスク 秘密なし 戦闘 生存 最後の一存 世界事象 資金枯渇 五人対決
空席の並ぶ円卓に一人が立ち、廃墟の向こうに朝日が差す。
この世界には、秘密がなかった。 十個の痕跡が本来息づくはずの土壌に、何ひとつ芽吹きはしなかった。発見された秘密も、秘密同士の衝突も、予想外の結びつきも、記録には一行も残されていない。あるのは、五つの存在が同じ空間に置かれたという事実、そしてそれらを引き裂くための唯一の道具——互いの身体を打つこと——だけだった。 最初の数回、プレイヤー2がその空間を支配した。一回目の打撃でプレイヤー1を、四回目の打撃でプレイヤー4を、六回目でプレイヤー0を、七回目でプレイヤー3を。いずれも数千万規模の損傷が記録され、被った側は回復に追われた。プレイヤー2の攻撃は止まらなかった。九回目、十一回目、十二回目、十四回目、十六回目——対象は変わっても、方向は一つだった。五つの存在のうち、四つが一度はプレイヤー2の打撃を受けた。 その流れを断ち切ったのは、プレイヤー2自身ではなかった。 十八回目の拍動で、プレイヤー4が世界の変化によって姿を消した。原因は戦闘ではなく、この空間自体がもたらした何らかの転換だった。記録には「世界事象」とだけ刻まれている。誰の攻撃でも、誰の選択でもない。ただ、世界がその存在を飲み込んだ。 そして直後の十九回目で、プレイヤー0が動いた。数千万の損傷をプレイヤー2に叩き込み、その拍のうちにプレイヤー2が戦闘の果てに倒れた。それまで誰よりも多く他者を打っていた存在が、最後に打たれて消えた。因果はシンプルで、残酷だった。 二十回目、プレイヤー0は残る二つに打撃を放った。プレイヤー1は戦闘によって消え、プレイヤー3は資金の枯渇——つまり、もうこの世界で立ち続けるための余力を失った——によって姿を消した。 五つのうち四つが、それぞれの理由で去った。残ったのは一人だけだった。 プレイヤー0。勝因は「最後に残った存在」のみ。秘密の助けも、予想外の共鳴も、何もない。ただ、削り合う時間が尽きたとき、まだそこに立っていたということだけが、このRUNのすべてだった。 秘密なき世界で、生き残ることは、誰かを倒すことでも、誰かと組むことでもなく、ただ「まだ消えていない」ことだった。

物語の転機

  • consequence 第1ターン、攻撃がプレイヤー2からプレイヤー1へ届き、28,063,392円の損害。
  • consequence 第4ターン、攻撃がプレイヤー2からプレイヤー4へ届き、26,002,997円の損害。
  • consequence 第6ターン、攻撃がプレイヤー2からプレイヤー0へ届き、29,318,077円の損害。
  • consequence 第19ターン、攻撃がプレイヤー0からプレイヤー2へ届き、11,604,331円の損害。
  • consequence 第19ターン、プレイヤー2が脱落した(combat)。
  • consequence 第20ターン、攻撃がプレイヤー0からプレイヤー1へ届き、22,433,163円の損害。
  • consequence 第20ターン、プレイヤー1が脱落した(combat)。
  • consequence 第20ターン、プレイヤー3が脱落した(insolvency)。
  • ending 第20ターン、プレイヤー0が最後の生存者になった。
RUN
ef58a867-3c45-58d6-a25a-3f9892478011
ゲーム
kauffman / v.0.0
イベント数
733
最終ターン
20
勝者
0
ステータス
completed
内容注意
攻撃・脅威、脱落
投票
open
動画候補
未選定